2013年1月19日土曜日

Openfeintの終了

GameCenterができる前、オンラインランキングや実績を示すのに、独自のサーバーが立てられない開発者はどうやっていたでしょうか。

そう、OpenfeintやPlus+などといったサードパーティ制のサービスが好んで使われてました。

その中でもOpenfeintはAuroraFeintが開発したサービスで、プレイヤーにID登録登録などがいらずに始められるサービスでした。
インディーズディベロッパーにかなりの人気があり、僕もこれからずっとここが引っ張っていくのだなと考えていました。
また、IDを登録すれば他の人との実績勝負などができたりして、楽しいと思ってたのです。

そういうことから、昔はOpenfeintの実績のポイントを集めるのに、マイナーなゲームを探したりしてポイントをためてたこともありました。
こうやって、マイナーなゲームを探していくことに楽しみもあったと言えます。


しかし、2010年にAppleがiOS用にオンラインランキングや実績を搭載したGameCenterが発表され、瞬く間に世界に広がって行きました。
この頃はまだ今ほどAndroidははやってないような感じがし、スマートフォン自体もこれから流行るぞ!!という声が大きくなり、日本で普及していたフューチャーフォンは廃れるかもしれない…という声が小さくなってきた頃であったように思います。

僕はOpenfeintにはまっていたので、このGameCenterの発表を知ってもしかしたらOpenfeintが潰されるのでは…?と考えていました。
しかし、OpenfeintはGameCenterとの共存を考えており、またGameCenterはiOSでしか使えなかったのでまだクロスプラットフォームであるOpenfeintは残るだろうと信じていました。
さらにOpenfeintはマルチプレイヤーモードがあったのです。

ここで、AppleがiOSゲームを潰す方向に行かないとわかってこれからもたくさんのゲームを楽しんでいけると思っていました。



GREEのOpenfeint買収が発表されたのは2011年4月です。
ほぼ同時期あたりに、Plus+の開発元のngmoco:)がDeNAに買収されたという情報もありました。


最初、日本企業が買収すると考え胸が踊りました。
GREEのプラットフォームはあまり好みではないものの、OpenfeintはOpenfeintで運営していくとしり安堵した覚えがあります。
OpenfeintはRetina対応が遅れていたので、やっと本格的に整備されていくとも考えていました。

そこからしばらくOpenfeint系の話題がなくなり、順調に増えてはいるけれどもGameCenterが徐々に勢力を伸ばしていくのが手に取るように分かりました。

ngmoco:)はDeNAに買収されて以後、面白いゲームは出さなくなりソーシャル系のゲームしか出してません。
しかし僕はOpenfeintならなんとかしてくれると思っていました。

2012年の11月に入り、Openfeintは終了するという話題が出て来ました。
そのニュースを見たとき、いたたまれない気持ちになった記憶があります。

続報では、一ヶ月後に終わらせる。データは消えるとあり、目が点になりました。
Openfeintを終わらせてGREEプラットフォームにするという事です。

ここでOpenfeintを使い続けていたディベロッパーを完全に離れさせました。
ID登録がいらなかったのが繋ぎとめていた線であったのにもかかわらず、それをなくしたのです。

ここからほぼGameCenterの独壇場となっていきました。



Openfeintがなくなった後、Openfeintを使っていたゲームを起動しましたが、スコアはもう残ってなく、自分のためたポイントも見えなくなっていました。

長々と時系列上に書いてしまいましたが、言いたかったことはプラットフォームを作ってるのならば、最後まで責任をもってほしいということです。

今でもOpenfeintの緑のマークがついてるゲームがありますが、それらはもう意味のないものです。
強くいうならば、GREEはそれらのゲームを捨てたということです。
オンラインランキングがなんだという人もいますが、オンラインランキングがあるから楽しいゲームもあります。
そこをきちんと考えてほしかったなあということです。

今でも続々とアプリはアップデートされますが、そこにRemoved Openfeintの文字を見るたびにこういったことを思い出したり悲しくなってきています。

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